【2020年更新】どんでん返しに騙される!おすすめミステリー小説5選 パート2

前回記事から少々時間が空いてしまいましたが、大変好評いただいておりましたため(当社比)、調子にのって第2弾です!お待たせしました!(待ってない)

前回の5作品を記事含めて読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、今回もネタバレしない程度におすすめ作品をさっくりご紹介したいと思います。

ちなみに前回記事はこちら⬇︎

【2020年更新】どんでん返しに騙される!おすすめミステリー小説5選

拙い説明ですが、お気に入りの一冊に出会うきっかけになれたら幸いです。

今回も、純粋に面白い!人におすすめしたい!と思えた5作品(パート2)。こちらもレジェンド級なのでもうご存知の作品も多いかと思いますが、比較的初心者向けでもあり読みやすい作品かと思います。
※おすすめあったらTwitter(良かったらフォローしてね)とかコメントでどんどん教えてください!!!待ってます!!!

 

 

 

目次

①『スマホを落としただけなのに』 志駕 晃

麻美の彼氏の富田がスマホを落としたことが、すべての始まりだった。
拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる狂気へと変わっていく。いっぽう、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。

映像・コミック化もされているこの作品、映像はまだ見たことがないのですが、改めてコミックを読んでも面白く、身近に起こりそうなサイバー犯罪の凶悪さと恐ろしさを感じる作品です。

物語としての読後感は悪くないのですが、テーマとしては自分にも起こり得そうな犯罪に恐ろしい気持ちになりました。こうやって私が記事を書いてTwitterに投稿して友人たちとのLINEに興じている今この瞬間、ネットを介して同じ画面を覗き見している人がいたりして・・・なんて変な妄想が止まらなくなります。

宮部みゆきさんの『火車』を読んだ時と似たような、全く違う作品ではあるものの、身近に起きうる犯罪としては同様の感覚を覚えた作品でした。

※ちなみに、旅行でなにかしらドジを発動する友人に読ませたところ、トラウマになったと言われました。

実写映画版はU-NEXT、ビデオパス、dTV等で配信されているようです。

コミック版の試し読みはこちらから!

 

②『彼女はもどらない』 降田 天

雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントを残したことから、過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする。それぞれの心に潜む小さな闇はやがて、取り返しのつかない大きな事件を引き起こして……。匿名の二人が現実で交叉するとき、仰天の真実が浮かび上がり――。デビュー作『女王はかえらない』を超える衝撃! 終盤の畳み掛けるどんでん返しの連続に、心が震える傑作ミステリー。

これまたSNSでの発言がきっかけで歪みが生じていくストーリー・・・こういうの本当に好きだな私。

『女王はかえらない』で第13回このミス大賞を受賞した降田先生の『匿名交叉』という作品を改名し、出版されたこの作品。
なんていうか、わらしべ長者方式で芋づる式に事件に展開していく感じ、かなり好き。大したことないとも思える出来事から、こんな事件に発展するなんて…という感じが、どんでん返し好きとしてはたまらない。

あんまり書くとネタバレになるので短いですがこの辺で。未読の方は是非読んでみて下さい!

 

③『たぶん、出会わなければよかった 嘘つきな君に』 佐藤青南

『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の試し読みはこちらから!

「デートしてみよっか」恋をあきらめていた僕に奈々が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない僕の毎日を一変させた。奈々への恋心を確信した頃、ある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始める。これは恋か罠か、それともーーときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!

書店で見かけた際、表紙のライトさと、帯のどんでん返し的なミステリ説明に惹かれて購入した本。
帯やあらすじに書かれているほど、エッ!?てなるようなどんでん返しかと言われると怪しいですが、さらっと読みやすいお話です。

こちらもSNSにまつわる話が出てくるので、やっぱり最近はこういう犯罪多いんだろうなぁ…なんて思ってしまいますね。今回ご紹介してる今のところこの作品含めて3つとも近代犯罪ミステリーなのかな。

最後に救いがあるような、終わり方含めて好きだったので、是非読んで頂きたい作品です。

『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』の試し読みはこちらから!

 

④『聖母』 秋吉理香子

『聖母』の試し読みはこちらから!

東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘も狙われるのでは、と恐怖を覚える。警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。娘を守るため、母がとった行動とは。結末を知った時、世界は一変する。驚愕の長編サスペンス・ミステリー!

直近では同著者の『暗黒女子』も実写映画化され話題になっていましたが、私はこちらの方が好きです。

殺害シーンに若干のグロ要素はあるので、苦手な方はごめんなさい。

母娘の関係を上手く描いたミステリー作品。どんでん返しに慣れてる方や、こういうトリック読み慣れてる方は途中で展開がわかってしまうかもしれませんが、面白いです。

テーマといい、中身といい、以前の記事でご紹介した『悪いものが、来ませんように』に似てるけど、私は芦沢先生の方が好きかも…(笑)
この2作品はタッチが似てるので、連続では読まないことをおすすめします。どんでん返し!感を強く感じたければ、バラバラに読むのがおすすめ。

『聖母』の試し読みはこちらから!

 

⑤『女が死んでいる』 貫井徳郎

『女が死んでいる』の試し読みはこちらから!

二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。まさか、俺が!?手帳に書かれた住所と名前を頼りに、女の正体と犯人の手掛かりを探すが―。(「女が死んでいる」)恋人に振られた日、声をかけられた男と愛人契約を結んだ麻紗美。偽名で接する彼の正体を暴いたが、逆に「義理の息子に殺される」と相談され―。(「憎悪」)表題作他7篇を収録した、どんでん返しの鮮やかな短篇集。

こちらは前4作とは違って、短編集です。

なーんだ、短編か。と、侮る勿れ。世にも奇妙な物語的な雰囲気を持ちつつ、どの作品も違った作風・テーマの中にトリックが仕掛けられています。読後感もさまざまで著者の幅広い表現力にも驚かされてしまいました。

読みやすく、ミステリ的な意味でも面白くサラっと読める作品なのでミステリ初心者にもおすすめできる作品です。

どんでん返し!って要素がめちゃくちゃ強いわけではないけど、トリックに騙される感覚は心地良いです。あと、個人的には最後の「レッツゴー」がとても好き。イヤミスばかり読んでいたので、こういう作品はほっこりするなと思いました。

現代風なやりとりのポップな文体の中で、登場人物の最後の方の台詞に、深く納得してしまいました。もしかして貫井先生は恋愛小説得意なのでは…?とか思ったり。短編だからいいのかもしれないけど。

貫井先生のデビュー作、『慟哭』も読んだのですが、私は『女が死んでいる』の方が最後に救いがあって好きかな。『慟哭』はテーマが少し重めかつ痛々しい部分が強いので、読み終わった後の疲労感が強かったかな。(どちらも面白いのは間違いないです)

『女が死んでいる』の試し読みはこちらから!

 

さいごに

そんな感じでおすすめ5作品、いかがでしたでしょうか?読んで面白かったーー!と思った方は、私と感覚似てると思う(たぶん)ので、前にご紹介した5作品も読んでないのあったら是非お手にとってみてください!

【2020年更新】どんでん返しに騙される!おすすめミステリー小説5選

小説は読み手との相性もあると思うので、賛否両論受け付けます。

まだまだミステリー自体は読んでいる方だと思うので、忘れた頃に更新しようかなと思います。
読みすぎてタイトルと中身がごっちゃになることもしばしば・・・そうならないように、なるべくフレッシュな気持ちで書けるよう、更新頻度高めに頑張ります!(笑)

無気力ちゃんでした~!

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