オタクじゃない人にこそ見てほしい。劇場版や実写ドラマ化もした名作、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」

いつだって、いつまでだって、なかよしなんだ

 

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概要

監督    :長井龍雪
脚本    :岡田麿里
キャラデザ :田中将賀
制作会社  :A-1 Pictures
放送期間  :2011年4月~6月
話数    :全11話+劇場版


アニプレックス、フジテレビ、A-1 Picturesが手がける完全オリジナルアニメーション企画「ANOHANA PROJECT」として2010年12月に始動した。

とらドラ!」でタッグを組んだ長井龍雪×岡田麿里×田中将賀の青春群像劇。

平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選出。2012年、この作品の功績により、長井監督が芸術選奨新人賞メディア芸術部門を受賞した。

 

レビュー

いつも通り(?)キーワードだけで説明すると、

THE 青春!×ちょっとファンタジー×感動=後味の良い終わり方

って感じの不思議なアニメ。

実は同じスタッフで今年10月11日に「空の青さを知る人よ」という新作映画が公開するらしく、これもまた期待値高いです!なので、あの花未視聴の方はこの機会にぜひ!秋が来るまでに見てほしい青春アニメです!

 

①秩父を舞台にしたファンタジー要素ありの青春群像劇

秩父を舞台に、ヒロインの一人の少女の死をきっかけに変わってしまった幼馴染達。大人になった主人公”じんたん”のもとに、同じく成長した姿で少女が現れるところから始まるストーリー。

この物語は、1話見たら十分にその世界観に惹き込まれていくと思いますが、何といっても視聴者が気になるのは以下の点かなと。

・何故死んでしまったはずの”めんま”が、成長した姿で現れたのか?

・彼女の死をきっかけに変わった彼らは、彼女が現れることでどう関係性が変わっていくのか?

それぞれの心理描写がとても丁寧に描かれていて、昔の幼馴染で今はあまり関りがない関係性を、戸惑いながら呼ぶ当時のあだ名など、ものすごくリアルに表現されているな・・と思いました。

アニメというより、小説を読んでいるみたいな感覚で観れた作品だなと個人的には思ってます。当時のリアルタイム視聴者でしたが、毎週次はどんな展開になるのか気になって、わくわくしていた記憶です。

 

②花火に秘密基地、誰かに会いたくなって、何かをしたくなるアニメ

小さい頃、秘密基地って作りましたよね?(私は作りました)

その辺に捨てられてる粗大ごみとか集めて(今考えると汚いな..)、部屋みたいに並べて入口なんかも作って、お花の色水とかでお茶会(見た目だけ)したりしてよく遊びました。懐かしい。

あの花では6人の男女が幼少期に集まっていた秘密基地があって、ある事件をきっかけにばらばらの人生を歩んでいたその幼馴染達が高校生の夏、とある出来事をきっかけにまた集結するのですが・・。その基地がもうね、子供の頃あったら最高!!ってくらい素敵。屋根もあって階段(ロフト?)もあって小さなログハウスって感じなんです。

放送時期には渋谷パルコやノイタミナショップで実物大の秘密基地セットが公開されたりしていて、めちゃくちゃ興奮したの覚えてます。

あと、良いシーンで花火のくだりが出てくるんですが、花火、作ってみたい。幼馴染(じゃなくてもいいけど仲良し6人ぐらい)で集まって、何かをみんなでするっていうことをしたい。

ていうかむしろ秩父いって再現したい。聖地巡礼したい!

あの花の聖地は秩父なんですが、定期的にお祭りやイベントコラボなんかもしているようで、一度行ってみたいなぁなんて思うところです。

 

ストーリー

昔は仲良しだった幼馴染たち。でも、高校生になった彼らの距離はいつの間にか離れてしまっていた。引きこもり気味の主人公“じんたん”。ギャル友達に流され気味の“あなる”。進学校に通う“ゆきあつ”と“つるこ”。高校に進学せず旅を重ねる“ぽっぽ”。そして、仲良しだった小学生の頃から、それぞれが変わっていく中で変わらない少女“めんま”。あの日、“お願いを叶えて欲しい”とじんたんにお願いをするめんま。困りながらも“めんまのお願い”を探るじんたん。そのめんまの願い事がきっかけとなり、それぞれの領域でそれぞれの生活を送っていた幼馴染達は再びかつてのように集まりはじめる。

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