先日は連載中の恋愛漫画についてまとめましたが、今回は少しミステリー要素を含んだ読み応えのある漫画をご紹介します! ちなみに恋愛漫画のまとめはこちら↓
では早速おすすめ5作品、ご覧ください!
七つ屋志のぶの宝石匣
舞台は東京下町の質屋、そこは色んな人が集まる、人間味あふれる場所──。
ある日、志のぶの元にブルーダイアが持ち込まれた。 一方、顕が金持ちマダムから大きなダイアの鑑定を託される。この二つのダイアには、裏があって…。
「宝石×質屋」=新・二ノ宮劇場の開幕です──!!
『のだめカンタービレ』で一世を風靡した二ノ宮先生の新作漫画。
質屋の娘、志のぶと、その家に質として預け入れられた婚約者の顕。志のぶは宝石が持つオーラでその石の良し悪しがわかる不思議少女。顕は大手宝石店に勤める凄腕宝石商。二人は、顕が志のぶの質屋に預けられた謎を解くために「鳥の形をした内包物を持つ赤い宝石」を手がかりに過去を探っていきます。
宝石についての説明や細かい描写にうっとりしつつ、由緒正しき家柄の顕を取り巻く謎が徐々に明らかになっていく展開が面白い本作。
実在する宝石店とコラボして実写ドラマ化して欲しい・・・! 10代女子で演技が上手くて素朴に可愛い、次世代ガッキーみたいな女の子に是非志のぶ役を…演じてほしい…! 顕は仕事のできる若手社会人(イケメン)なので、千葉雄大(ちょっと身長低いかも)、中川大志、浅香航大、坂口健太郎、竹内涼真、岡田将生・・・みたいな身長高めの小顔イケメン演技上手い人(マダムにはさわやかイケメン、でもイラっとした時のキャラも演技分けできる人)に演じてもらいたい・・・。
(すみません、妄想が過ぎました。)
先日10巻も発売されましたが、とにかく面白いので是非試し読みもどうぞ!
ミステリと言う勿れ
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。 しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???
作者は『BASARA』やアニメ化もされた『7SEEDS』なども描かれていて、設定がとにかく凄い。脳内どうなってるのか覗きたい作家さんのうちの一人です。
本作に関しては、以前、Twitterでもちぎさんの投稿に思うところあって(?)リプライした際、不覚にもバズってしまったことも。☟
ミステリと言う勿れ という漫画で、いじめはする方が病んでいるのに、なぜいじめられる方が気を付けないといけないのか? という問いかけがありますが、まさに仰っていることと近しいなぁと思いました。意図と違ったら失礼します! pic.twitter.com/CHW7EA6OYW
— 無気力ちゃん★くろらべる (@pleaseEnter08) May 28, 2019
まさかこんなにRT&いいねをもらうと思わなかったのでびっくりしたんですが、こういったやり取り非常に多い読み応えのある作品です。※いまだにちらほらRT&いいねされていてビックリ… (良かったらフォローしてもらえたらとっても嬉しいです☺)
主人公の久能整(くのう・ととのう)は無気力で無頓着な学生。そんな彼がとある事件の容疑者になるところから物語はスタートします。
この漫画は好き嫌いが結構別れそうな気がするほどに台詞量がとにかく多い! 整くんの客観的視点で様々な知識を交えて哲学的に物申す感じは、思わず、なるほど・・・と感嘆してしまうような理論で、いつの間にか「この状況に彼は何を突っ込むのか?!」と気になってきてしまう不思議な魅力が溢れる作品。 私以外にもTwitterで結構話題にしてる方も多く、こんなやり取りも☟
「ミステリと言う勿れ」という漫画にもそういう台詞がありましたねー。 pic.twitter.com/YmSKQuhlBd
— TAO (@noctao) February 11, 2020
実写ドラマはもちろん、ストーリーの登場人物1人1人にスポットライトを当てており、舞台劇でも演出が映えそうなこの作品。(整くんは淡々とした表情、トーンで話すので、舞台だと声の大きさの問題でちょっと違和感があるかも…。)可愛らしい顔だけど無表情も似合う演技派俳優さんに是非演じて頂きたいです!
こちらも先日最新6巻が発売されましたのでまずは試し読みをどうぞ
サターンリターン
「30歳になるまでに死ぬ」
学生時代にそう断言していた友人“アオイ”は、本当に死んでしまった。 書けない小説家・加治理津子(かじりつこ)は、 担当編集の小出(こいで)と共に、 “アオイ”の死の真相に迫るーー
性暴力を真正面から描いた自身の代表作『先生の白い噓』を超える新作、発表。 これまで追求していた男女の性差、そして新たに「死」と「喪失」を描く問題作。
【サターンリターン/土星回帰】 意味…土星の公転周期が約30年であること。そのことから占星術では、約30年に一度、人生での大きな転機が訪れると言われる。土星は「凶」の象徴であり、この時期に人は自殺しやすいとも言われる。
サターンリターンという言葉の意味、私はここで初めて知ったのですが、皆さんはご存知でしたか?
タイトルから不吉な感じがぷんぷんするこの作品。
あらすじにも書かれてますが『先生の白い嘘』で心がえぐられるくらい痛い人間描写を描いた鳥飼茜先生の新作です。
『おんなのいえ』と同じように、主人公の律子は関西弁。
こういうところにも人間みというか、リアルな感じが出ていてすごい。。 鳥飼先生から見た周囲の人間ってどういう風に見えてるのか、すごく気になります。そのぐらい心理描写が刺さる。わかりすぎる。こわい。
コミカルな描写と精神にグサグサ刺さるような会話が入り混じるすごい作品。語彙力がないからもうすごいとしか言えない。痴情が縺れまくったミステリ小説を読んでいるような気持になるし、そういう小説好きな人には絶対読んで欲しい。
先ほど紹介した『ミステリと言う勿れ』が名探偵コナンのように事件を解決していくシリーズもののミステリ小説だとしたら、こちらは1人の死をきっかけに主人公や周囲の人間の心理描写をリアルに描いたミステリ小説という感じ。
どちらも是非読んで!!! この中では唯一、スピリッツで隔週連載されてる本誌も追ってる作品です。次週が待ち遠しい…。
世界で一番俺が◯◯
「この中で一番“不幸”になった人の願いを叶えます」
頭、ルックス、ハート、それぞれにイイところを持つ幼なじみ男子3人=柊吾・アッシュ・たろちゃん。 いつものようにいつものカフェでバカ話に興じていると、不思議な雰囲気の女の子が現れる。それが「セカイ」を相手のグレート・ゲームの始まりだった。
友情・恋情・嫉妬・猜疑心——ギリギリの人間関係をキレキレのセリフで描く、『失恋ショコラティエ』水城せとなの真骨頂!
こちらも『放課後保健室』『失恋ショコラティエ』『脳内ポイズンベリー』等、数々のヒット作品を生み出してきた大物作家、水城せとな先生の新作漫画。
突然現れた女の子に言われるがまま、3人の男子が「不幸度を競い合い、優勝者が何でも願いをかなえてもらえる」というこれまた不吉で不健康なゲームをしていく…。
「セカイ」とは何なのか?不幸を競った3人の行く末は…?それぞれの不幸と心理描写に色々と考えさせられる、考察が捗る作品です。 3人がハッピーエンドを迎えられるのか、否か…三者三様、目まぐるしく不幸に転落していく展開に目が離せません。
センコウガール
七子(ななこ)が死んだ。
同時に生まれ変わった姿で現れた美少女不登校児・如月民子(きさらぎたみ こ)。3人のクラスメイトを「名指し」、ひとりづつ狂気の行動で追い詰めてい く。民子の真の目的は、復讐か、それとも……
いじめ、マウンティング、毒親……全ての「女の子」の呪縛を解き放つ、ガール・ ミーツ・ガールミステリー!
裏サンデーで連載されていた、今回唯一の完結作品。電子書籍のみ販売されていたのですが、人気作品のため紙媒体でも発売されたようです。(!)
主人公であり、周囲の人間を追い詰めていく如月民子の目的は何なのか?登場人物の心の闇と向き合いながら、少しずつ民子の謎を含めた伏線を回収していくストーリーが見事。
最後は涙が止まらなくなるぐらい胸が痛くなりました。最初のページからぶっとんだ展開をしていくので、この結末はなかなか予想がつかないかもしれません。
こちらは巻数も少なく、あまり話してしまうとネタバレになりかねないので多くは語りません。是非読んで下さい!
さいごに
今回はミステリ系の漫画作品(最近WEB漫画やマンガアプリで漫画の幅が広がったせいか、このジャンル結構増えましたね!)をまとめて5作、紹介させていただきました。
ミステリ作品は小説も好きなのでつい多く語りがちになってしまいましたが、どなたかの目に留まるような作品があれば幸いです。
ちなみにU-NEXTでもこれらの漫画は配信されているので、アニメや映画を観つつ貯まったポイントで漫画を読んでみるという手も!U-NEXTの詳細についてはこちらでまとめてます☟
また、小説系のまとめはミステリ小説も適宜まとめて更新しているので、こちらも是非ご覧ください!☟
無気力ちゃんでした~!