ハリー・ポッターのような、美女と野獣のような夏目友人帳の要素も兼ね備えた「魔法使いの嫁」の推しポイント解説

僕は君を、僕のお嫁さんにするつもりでもあるんだ。

目次

概要

原作    :ヤマザキコレ
監督    :長沼範裕
キャラデザ :加藤寛崇
制作会社  :WIT STUDIO
放送期間  :2017/10~2018/3
話数    :全24話+OVA3話

レビュー

端的に説明すると、

「夏目友人帳」×魔法使い×ロンドン×恋愛

って感じの作品です(笑)
あと世界観や設定はまるで違うけど雰囲気が似てるものでいくと、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」もわりと近い雰囲気なのではないかなと思います。 夏目友人帳好きな人には是非観てほしい作品です。気付いたら泣いてる。

名作には違いないですが、少し淡々としているので好みは別れるかと。でも私は大好きなので、推しポイント説明していきますね!

①美術、音楽がとにかく良い。

魔法使いや妖精たち、人外のキャラクターも敵味方含めてたくさん出てくるのですが、その世界観や魔法を使うシーンの演出がとにかく素晴らしく綺麗。基本的に淡々と進んでいくお話の中で、印象に残るシーンにぴったりの音楽で、
アニメできちんと作品が生きてる!
って感じられる作品。

主人公のチセちゃんは魔法使いの嫁(兼弟子)になっていくのだけど、その時の魔法も無限に使えるわけではなくて、容量を超えることは命の危険を伴うこととされていて、そのあたりの繊細さもきちんと表現されているところとか、めちゃめちゃ推せます。

個人的にはアニメからハマって漫画買った派なので、静かに感動したい人とか、是非観ていただきたい・・・

②2,3話完結のショートストーリーとチセを取り巻くキャラ達の関係性の変化に泣ける

話の大筋としては、競売にかけられたチセを人外魔法使いのエリアスが買い、嫁(兼弟子)として迎えられ、成長していく物語。2,3話完結型のショートストーリーでまとまっていて、「夏目友人帳」に似てると冒頭お伝えしたのも、物語の構成的なお話と、周りの人と上手く関係を築けなかった主人公が、新たに出会う人や妖怪とのエピソードを通して成長していく姿に泣ける・・・という部分の雰囲気がとても似ていると思ったから。

そんなショートストーリーでまとまっているお話ですが、読者が一番気になるポイントとしては、

・チセとエリアスが結婚する時、どういう結果になるのか
・エリアスの過去と本当の姿は?

の2点かなぁと思います。これからもっと増えてくかもしれないけど、現状の原作を読んでいると、エリアスはもしかするともともとは人間の可能性もあるのでは・・・?と思うような伏線もあるようなないような・・・!

「夏目友人帳」と違う点としては、恋愛要素が含まれている点が大きいかなぁと思います。チセとエリアスの心境の変化と、恋愛感情がゆっくり芽生えていくのかな・・という感じは、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」にも近い雰囲気を感じられます。


ストーリー

生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきた羽鳥智世は、自暴自棄となり謎の男が薦めるままイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」として身を委ねる。その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに500万ポンドで落札される。今までの人生に悲観的なチセに対して、エリアスはチセが魔法使いとして大きな素質を持っていることを明かし、自身の弟子にしつつ嫁にするつもりであることを告げる。イングランドでの生活のなかで、チセは自身と同様に不幸な境遇の者たちと出会い、彼らの心を救う中で自身の過去とも向き合うようになっていく。


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